先週の土曜日のこと。
とてもいい天気だったので、利用者さんと近所にお散歩に出かけました。
近所の公園に向かう道中、満開の『キバナコスモス』を見つけ
思わず記念撮影。
「花もきれいだけど、○○さん(利用者さんのお名前)が立つと、
花もかすんじゃいますね」
「そりゃそうだ。私に叶う花はないからね」
本日も絶好調(舌好調)の利用者さん笑。
そんな他愛もないはなしをしていると、
ご近所さんがひょいと顔を出し、
「これいるかい?よかったらもっていっていいよ」
といって、敷地内のたわわに実った柿を
大胆にも切り落としてくださいました!
すごーい!
柿ってもっと絵に描いたような実り方をしているのだと思っていたら、
こんな風に密集して実るんですね。
読んで字の如く、所狭しと身を寄せ合っている感じですね。
『わたしんち』に戻ると、部屋にいた利用者さんも興味津々!
「あら、立派な柿だこと!」
「これ、甘いのかな」
「渋柿ってどういう形なんでしたっけ」
「いや、見た目じゃ分からないよね」
「ちょっとこれ切ってくださる?食べてみないことには分からない」
というわけで切ってみると、まだ若さは残るものの
とっても甘みのあるおいしい柿でした。
ふと見ると、とある利用者さんが熱心に柿を観察しているじゃありませんか。
「ひとつ、写生してみませんか?」
「あら、いいの? わぁ。やってみたい!」
この利用者さん、かつては絵画のご趣味があったようで、
素敵な油絵作品を見せて頂いたことがあります。
もう、長いこと筆を握っていないことでしょう。
「まずは、色鉛筆で描いてみますか?」
そう、お声がけするととっても嬉しそうにうなずき、
スケッチブックの上に色鉛筆を滑らせ始めました。
目の前の柿とは少し趣を変えた、
この利用者さんらしさを盛り込んだすてきな絵ができてきました。
目の前の柿の枝を見て、印象に残った部分が絵として再現されているようです。
温かみのある色使いに、私たちも癒やされました。
ほっこりとした気持ちを抱かせてくださってありがとうございました^v^。
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