『輪送り』ってご存じですか？
『輪投げ』で使用するような輪っかを
棒に通して、どんどん送っていくレクリエーションです。
一見、単純そうなレクに見えますが、
これが意外と奥が深い。
手始めに、一個の輪っかを通して送っていきます。
超カンタン！
さぁ、一周回るごとに輪を増やしていきましょう！
三つ目の輪あたりにくると、
お隣に送ろうとする際、輪が暴れ出すことがあります。
もう、この辺りから、輪っかがちっとも言うことを聞いてくれません。
利用者さんの腕から離れなかったり、
雪崩の如く次の方の腕に崩れ落ちたり。
「あー！やだ」
「きゃー！ いっちゃった！」
都度利用者さんから、楽しそうな悲鳴があがります。
そんな中一人余裕の表情でこなすひとりの利用者さん。
大正生まれのこちらの利用者さんは
とにかく運動神経がすばらしい！
「きゃー」でも「わー」でもなく、
スッと受け取り、お隣へスッと流す。
『輪送り』界のカリスマ、降臨です！
この『輪送り』、棒だけで輪を操るため、
上肢を非常に使います。
また、手首の微妙な加減で、輪を通したり送ったり。
バランス感覚も養えますね。
そして、なによりお隣さんと、息の合ったかけ声も
発声しますので、コミュニケーションも密に取ることが出来ます。
『わたしんち』では、棒も輪っかも手作り。
時には利用者さんと共にレクに使う素材を作ったりもします。
みんなで作り上げるレクは、楽しいですよー♫
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