これ。何だと思いますか?
『スチールタンドラム』という打楽器のひとつ。
名前の由来は、
金属(steel)を丸く加工し切り込みをいれ、
その切り込みが舌(tongue)のようなため、
タングドラム(tongue drum)と呼ばれているのだそう。
「ちょっと叩いてみて−」
スタッフの平賀さんが人なつっこい笑顔で利用者さんを誘いいます。
「あら、きれいな音がするね」
ごっつい見た目とは打って変わって、
非常に澄み切った音で、
日本庭園などにある水琴窟(すいきんくつ)を
思わせる音色が響きます。
癒やし効果も高く、
海外では音楽療法などにも使われることもあるそうです。
切り込みの部分を叩くと、きちんと音階になっており
太鼓みたいな見た目でありながら、
これ一台で音楽が奏でられるんですね。
音楽に精通していても、そうでなくても
軽い力で小突くと、「トーン♫」と澄んだ音が帰ってくる。
とても穏やかなひととき。
スタッフの平賀さん。
介護スタッフであると同時に、
ミュージシャンであり、役者でありと
沢山の顔を持っている不思議な人。
今回のスティールタングドラムのほかにも、
アフリカンな音が心地良いコンゴや、
南米発祥の珍しいカホンという打楽器、
ギターにウクレレと、あらゆる楽器を操っては
利用者さんを楽しませてくれています。
これからも、様々な事業所へ出向いて、
音楽セラピーしてくれますので、乞うご期待!
Comentarios